「花のことと似てるな。どこかの星に咲いてる一輪の花を愛していたら、空を見あげるのは心のなごむことだよ。星という星ぜんぶに、花が咲いてるように見える」 「人はみんな、その人なりの星を持ってる。旅をする人なら、星は案内役だ。そうでない人たちなら…
おれはたしかに その北極犬のせなかにまたがり 犬神のやうにのそのそ東へ歩き出す まばゆい緑のしばくさだ おれたちの影は青い砂漠の旅行者だ (真空溶媒) この雪はどこをえらばうにも あんまりどこもまつしろなのだ あんなおそろしいみだれたそらから この…
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