THIS IS IZUMI 3

5.「誰もが真っ直ぐに生きられるわけじゃない、ひねくれものにも呼吸する権利ぐらいあるよねぇ」

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W☆5のゆうくんとせないずが、大輪の花火に彩られながらクライマックスを飾った『スターマイン』。

この台詞、スチル中の会話部分だけを読むと、危うくて歪んでいる「ひねくれもの」は、すぐ目の前にいる「ゆうくん」を指していることになります。

しかし『スターマイン』全体を通して考えてみると、「ひねくれもの」は「泉自身」で、「真っ直ぐに生きられるわけじゃない自分」を認めてあげる台詞ではないか、と読むこともできます。

常に高いレベルを求めて完璧を目指す泉にも、こんな風に、静かに内面と向き合う瞬間があるんだな…。初めて読んだとき、少し意外に感じました。

泉がゆうくんに向ける眼差しは、写し鏡のように泉自身に跳ね返っているのでしょうか。開花後の2人はとても穏やかな表情で、夢見るように微笑んでいます。等身大の今の自分を肯定する泉の台詞に、なんだか私も救われる思いがした印象深いモノローグです。

 

泉はひとことでは言い表せない多面的な魅力を持っていて、とても素敵だなと思います。ズ‼︎での活躍も「チョ〜楽しみ!」

 

以上で終わります。ありがとうございました。